ウォークマンで視聴できるwmvファイルを作成する その2
今回は必要なソフトウエアを揃えましょう。
変換したい動画ファイルをaviフォーマットに変換する
インターレース解除(TV向け信号からPC向け信号への変換)、色調整、音声調整、サイズ変更といった編集はwmvエンコードと同時にできるのですが、エンコード自体に時間がかかるため、エンコーダに行なわせるのはエンコードだけにしたいところです。動画編集はフリーソフトでも何とかなりますが、ここは質にこだわった方がよいと思います。TMPGEnc 4.0 XPressなら、簡単に高品質な動画編集を行なうことができます。
ちなみに、TMPGEnc 4.0 XPressでもwmvエンコードが可能ですが、残念ながら、ウォークマンX1000シリーズで視聴できるフォーマットにすることができません。
Windows Media エンコーダはavi/mpg/wmv/asfフォーマットしか受け付けないので、これらでない動画ファイルは変換が必要です。wmvエンコード時に若干品質を落として変換時間とサイズを削減したいと思っており、一時的な保管が非可逆圧縮フォーマット(劣化を許す)だと二重の劣化になってしまいますので、可逆圧縮フォーマットを使います。ここでは、サイズと速度のバランスがよく、無料で使用できるUt Video Codecをオススメします。
TMPGEnc 4.0 XPressのようなアプリケーションとUt Video Codecのようなコーデックの組み合わせで、編集とaviフォーマットでの保存を行ないます。
aviフォーマット動画ファイルをwmvフォーマットに圧縮・変換する
Windows Media エンコーダ 9だけでもwmvエンコードが可能ですが、2003年の配布開始で同梱しているライブラリが古いこと、使いにくいインターフェースであることが難点です。そのため、Windows Media Format 11 SDKをインストールしてライブラリを更新し、操作性を向上させるためにAzWM9 Script Frontendを使います。全て無料で使用できるので、上からダウンロードして、インストールしてください。
今回の最後に、前回予告した変換時間とファイルサイズの目安です。
ソース:
720×480ピクセル、フレームレート 29.97fps、
映像ビットレート 2500kbps、音声ビットレート 160kbps、
録画時間 14分8秒
PCスペック:
Pentium 4、2.26GHz、Hyper Threading非対応、1GB
変換目標:
432×240ピクセルに縮小、彩度アップ、音量正規化、
固定量子化でmp4フォーマットに変換
or 品質ベース90%でwmvフォーマットに変換
(品質を指定するので、ビットレートは指定できない)
TMPGEnc 4.0 XPressでmp4フォーマットに変換:
54分40秒、87MB
TMPGEnc 4.0 XPressでaviフォーマットに変換:
36分36秒、2,211MB
Windows Media エンコーダ 9でwmvフォーマットに変換:
4時間29分31秒、61MB
wmvフォーマットへの変換の合計時間:
5時間6分7秒
スペックが低いPCを使った結果なので、かなり時間がかかっていますが、スペックを上げると如実に効きます。例えば、Hyper Threading対応にするだけでも、結構 時間が短くなります。
次回は、Windows Media エンコーダ 9で変換する前のaviファイルをつくるまでの作業と設定を説明したいと思います。




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